株式会社ライブリッジは、成果・業績アップに特化したコーチングと、
チーム意識醸成・貢献意欲向上を目指した効果的なチームビルディング研修を提供している会社です。
皆様、こんにちは。
本日もご覧くださりありがとうございます。
今日は、現在、担当している企業様の研修の様子から、私が感じたことを書きます。
4月に卒業発表を控えた管理職の皆様と、グループ形式でのセッションを行いました。
これは、コーチングとチームビルディングの両方のスキルとマインドを持ち合わせて機能するセッションです。
自身がクライアントの場合は、自分の抱えている問題を提示。それを具体化、鮮明化するために質問を受けて考えます。
答えが出揃ったところで、クライアントはあらためて問題を再考、見直します。
そうすると、最初に提示した問題と、再提示した問題は、まったく違うという現象が起きます。
最初に提示した問題は、他責の色が濃いのですが、メンバーから、様々な視点からの質問を投げかけられると、新たな気づきが促されます。
自身と向き合うことを避けていると、しんどい場面にぶつかることもあるのですが、さすが管理職さんです。
自ら、「問題の本質」「問題のモトとなっていること」を、述べられます。
自分の本音や本心に納得し、腹に落ちる瞬間ですね。
そして、このグループセッションは、メンバー同士、「安全な場」であることと、「たとえ誰かの問題でも自分事として」という意識を持っていることが必要不可欠です。
私にも経験がありますが、こんなことを思いました。
はじめのうちは、誰かに言われたから。とか、誰かのために。という具合に、自分の考えや行動は、他人軸です。
けれども、行動を続けて、何かのきっかけで少しでも現状が変わったり、成果が出ると、やっていることへの興味や関心が変わってきます。
そうすると、「なんか楽しいかも。」「もう少しやってみようかな。」と、意識が加速して変わってきます。
ここまで来ると、顔付き、表情、姿勢も変わるでしょう。
しばらくすると、そんな姿を周りの人が変化に気づき、協力者が現れます。
その後は、自らの意思で判断し、さらに行動も加速していきます。
自分軸の構築につながります。
研修自体もそうかもしれません。
最初は、「上司に言われたから」かもしれませんが、コミュニケーションや、チームビルディングを学んでいくうちに(学び続けるうちに)、「せっかく学んだし、現場で使ってみようかな。」と。そして、だんだん “自分事として考えることの大切さ” に気づくと(きっかけは何だって良いのです。変化が出始めると)自分に真剣になり、本気で向き合おうとします。
誰かに言われたから始めた。最初は面白くないし、楽しくないかもしれない。 でも、やらなきゃ。つまらないし、やめたいなぁ。
これを乗り越えるの結構しんどいところです。← ここを、上司や仲間のサポート(チームビルディング)そして、コーチのサポート(コーチング)を受けて、コミュニケーションの重要性、必要性を感じます。
その経験があるから、コミュニケーションスキルもマインドも、今度は仲間のために役に立つのです。
来月の管理職研修では、ここで鮮明化された問題を、課題に変換し解決策へとセッションを発展させていきます。
自分が何も変わらず他責のままで、「他人を変えよう」とするのは難しいですが、当事者意識を持った真剣さは、人に伝わるものがあるのだと思います。
今月も、お読みくださりありがとうございます。
コーチ兼チームビルディングトレーナー 吉岡久美子