株式会社ライブリッジは、成果・業績アップに特化したコーチングと、
チーム意識醸成・貢献意欲向上を目指した効果的なチームビルディング研修を提供しています。

部下を「変えよう」としない。 言葉の違いが、「成長を楽しむ」関わり方を作ります。

2026.03.14

コーチング

皆様こんにちは。
本日もブログをご覧下さり、ありがとうございます。

管理職やリーダーの皆様へ。

私が知る限り、リーダーの皆様は本当に真剣に部下育成に向き合い、一人ひとりの力、そしてチームの力を最大限に伸ばそうと努力されています。
今日は、私が過去の研修で実際に伺ったお声をもとに、少しでも皆さんのヒントになればと思い、ブログに書きます。

過去、ある研修で、社員様にこんな質問をしました。
「あなたは、変わりたいですか?」
すると、受講者様ほぼ、こうお答えになりました。
「変わりたくないです」
「なんで変わる必要があるの?」
「今、困っていません。仕事もできていますし」と、このような回答でした。
そこで、質問を変えてみました。
「あなたは、成長したいですか?」
すると今度は、全員が 「はい。成長したいです」 というお答えだったのです。

部下育成で悩むリーダー様の多くが、心のどこかで「部下が変わってくれないかな」と感じているかもしれません。これは、とても自然な感情だと思います。

ただ、ここには“言葉の違い”が生む、大きな影響があります。

「変わってほしい」よりも、「成長が楽しみだな」と考えるほうが、未来の姿をイメージしやすいのではないでしょうか。
「変わってほしい」という言葉には、どこかしら “今の状態から、早くゴールへ”という視点が含まれます。一方で、「成長が楽しみだな」という視点は、その人が歩いていく過程そのものを、一緒に見守る関わり方です。小さな変化に気づける。 喜べる場面が増える。 結果だけでなく、途中のプロセスにも価値を感じられる。 この違いが、リーダー自身の心を、ずっと軽くしてくれるのだと思います。

これは、自分自身についても同じです。 「変わるぞ!」よりも、「成長するぞ!」のほうが、前向きで、ハードルも低く感じられるものです。

部下が「変わりたくない」と言うと、管理職はつい「やる気がないのかな」と感じてしまうかもしれません。
でも実際には、こんな心理が働いているだけではないでしょうか。
• 今の自分を否定されたくない
• 変わろうとして失敗したくない
• 失敗して評価が下がるのが怖い
• 何をどう変えればいいか分からない
つまり、「変わりたくない=悪い部下」ではない。ということですね。
なぜなら、「成長したい」という気持ちは、ほぼ全員が持っているからです。

人は“変化”には抵抗しますが “成長” には希望を持つのです。

研修で「成長したい」と答えた社員さんに、さらに尋ねました。
「どんな姿になれたら、成長したと感じますか?」
「あなたにとって成長とは、どんなイメージですか?」
すると、こんな答えが返ってきました。
「知識や技術を増やしたい。」
「何でも答えられる自分でいたい」
「頼られる存在になりたい」
どれも素晴らしいことです。どんな仕事でも、研鑽を重ね、知識や技術を身に着け、引き出しを増やし、他者に貢献しようとすることは大切です。

ただ、私は少しだけ違和感を覚えました。 それは、これらの答えが「誰かと比べる成長」、つまり“競争の延長線”にあるように感じたからです。
特に2つ目と3つ目。
どれだけ知識があっても、「この人に相談したい。頼りにしたい。」と思ってもらえなければ、出番は来ません。
このことに気づく機会がないままだと、少し寂しいですよね。
そして、気づかせようとして無理に変えようとすると、部下は、たいてい抵抗します。
管理職も、疲れてしまいます。
だからこそ、「変えよう」としない。代わりに、「成長したい」という気持ちに、伴走する。 それだけで、関係性は大きく変わります。

たとえば、部下が「知識を増やしたい」と言ったとき、こう尋ねてみましょう。
「その知識、誰の役に立てたら嬉しい?」
「どんな場面で使えたら、いいと思う?」
すると “競争のための成長”から“誰かの役に立つための成長”へ、自然にシフトしていきます。

管理職の役割は、部下を「変える」ことではありません。
部下が自分で歩き出せるように、道を照らす。
「変化を迫る人」ではなく、「成長の方向性を照らす人」。
そんな関わり方ができると、部下も上司も、ずっとラクになれると思います。

部下育成に悩むリーダーさんへ。そして、「自分、変わりたい。でも、どう変われば良いの?」と、モヤモヤ感を抱えている方へ。
少しでも、参考になれば嬉しいです。

 

本日も、最後までお読みくださり、ありがとうございます。

コーチ・チームビルディングトレーナー
吉岡久美子

================================

親は子どもに、「変わってほしい」とは、あまり思いません。
「成長してほしい」とさえ、意識していないのかもしれません。
多くは、「この子の成長が楽しみだな」という気持ちではないでしょうか。
親子関係も同じで、「変わってほしい」より「成長が楽しみだな」のほうが、人は自然に、前へ進めるのかもしれませんね。