株式会社ライブリッジは、成果・業績アップに特化したコーチングと、
チーム意識醸成・貢献意欲向上を目指した効果的なチームビルディング研修を提供している会社です。

答えは相手(本人)の中にある!? ...ように思えないんだけど…。 大丈夫、ありますよ!

2024.08.18

コーチング

皆様、こんにちは。

ブログをご覧くださりありがとうございます。

 

毎日暑いですね。さて、私は本日が夏休み最終日となりました。

明日から、仕事は通常運転となりますので、今日は再びエンジンをかけ始めているところです。

 

本日のブログは、研修中に受講者の方からよく頂くご質問のお答えとして、お伝えしている内容を書くことにします。

特に管理職研修では、ご質問内容として多く 「トラブルが発生して、対処方法について考えを尋ねても、(明確な)返答がない。部下自身が答えを持っているように思えない(見えない)のだけど…。 本当に、本人の中に答えがあるのでしょうか?」と、言った具合です。

 

「あります! 」と、私は答えます。

なぜかというと、

たとえ、妙案が浮かばなくとも、「浮かばない。今は、答えが見つからない。」という、現状の自分に対する『向き合い方』は、あるはずです。

 

天気は、土砂降りの雨。それでも、仕事に出かけて、人に会う約束もある。

「雨降りかぁ。 雨やまないかなぁ。 傘ささなきゃ。足元汚れないようにしよう。」と、いろいろ考えてしまいます。

こんな時、「雨がやんでくれるにはどうしたら良いと思う?」と、質問されたら、私には、雨を止めるための方法(答え)は、持っていませんが、降る雨の中、目的を果たすために、今の自分なら何を考え、どう行動するか?は、考えられます。 これが、向き合い方になると思います。

これが、仕事の現場で起こったとするなら、「私には、降る雨を(このトラブルを治める)止めることはできません。」と、部下さんが答えたとしましょう。

上司さんは、「そうか。(やっぱり、答えはないんだな…。)」で、終わってしまうともったいないです。

部下さん自身の向き合い方を、ぜひ、引き出してみましょう。

 

トラブルが起こった中にいる部下さんと上司さん(自分)。客観的に見てみます。

トラブルが起こったことに対する感情や考え。 

役割がある以上は、責任感もあるはずです。 そして、部下さんなりの周囲への見方、関わり方もあるはずです。

知恵を貸してくれる人は? 役立ちそうなツールは? 何が使える? 過去からのリソースも含め、今できそうなことは? などなど…。

質問をきっかけに、いろいろ考え、頭の中を整理していくうちに、選択肢(答え)もいくつか出てくるでしょう。

何をもって答えとするか、にもよりますが、質問に対して返答があれば、それらはすべてご本人の答えだと、私は思います。

 

もし、「部下さんは、答えを持っていない」と、判断するのであれば、部下自身が答えが持てるように(経験を重ねる)、成長につながるようにサポートをしていく。という、上司としての出番が与えられる、と考えてみます。

 

相手(部下)の中に答えがある。という考え方には、「相手(部下)の可能性を信じる」というのが、前提にあります。

そして、コーチングにおける質問は、相手(部下)が、ゴール到達に向けて前進できる知恵、知識、考え方を備え、行動につなげられるようにサポートするのが目的です。 さらに、その質問をする上司には、部下の育成という目的があるはずです。 

「答えはないか…。」で、終わってしまうのではなく、自分の頭で考え、自身で答えを生み出し、行動につなげるためのきっかけを作っていきましょう。

人が行動できるのは、それだけ考えて、答えが出せたから行動できるわけですよね。

これは、上司さんも同じです。 (よく言われますね。 部下が成長するには、上司も成長しよう! 部下が成長した分だけ上司も成長するのだ!っと。)

 

部下、上司で、述べましたが、これはチームでも同じだと思います。

チームメンバー全員で、「答えは、自分たちの中にある。自分たちで生み出す!」と、信じあえるチームは、なんでも言い合えて、それを形にしていく努力を惜しみません。

 

答えは本人の中にある。

これまでのご自身の生き方を振り返り、答えがなかったことがありますか?

たぶん、「答えが出せなかった。」ことも、答えだとすれば、答えがなかったことは、なかったと思います。

私も、すべてこれまでの自分の答え(向き合い方)で、今があります。

 

今回も最後まで、お読みくださりありがとうございます。

コーチ・チームビルディングトレーナー 吉岡久美子

 

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うさぎはカメになれないし、カメはウサギになることはできませんね。

犬が猫になることもできません。 なれませんが、どの動物にも餌の取り方や走り方があります。

人にも同じことが言えるのではないかと思います。